富山の雪吊り(ゆきつり)
北陸地方の冬の名物とも言える「雪吊り(ゆきつり)」。雪吊りの行き届いた広い庭園は、雪国を感じさせるなんとも荘厳な風景ですよね。
もちろん、趣のある見栄えが有名になってはいますが目的はその名の通り「雪か木を守るために吊るす」ということにあります。
支柱となる木を立てて、そこから枝を縄で結び吊るすことで雪が枝に積もって折れてしまうことを防ぎます。
基本的な「りんご吊り」や「兼六園式」と呼ばれる方法に加え、石川県などに行くと「北部式」と呼ばれる飾り(ワラボッチ)をつけたものや「南部式」と呼ばれる装飾用に縄が編み込んであるものも見られ、雪吊りが実用性に加えて観賞用にも発展していることが分かります。
雪吊りが必要な木は「松」「桜」「ツツジ」などですが、雪吊りといえば松のイメージが強いですよね?
これは松が常緑樹なので冬でも葉が落ちず雪の重みを受けやすいために特に雪吊りの必要性が高いためです。
また、背の低い樹木は雪から守るために「雪囲い」というすっぽりと覆うような作業を行うこともあります。
こうした雪囲いも北陸地方ではおなじみの冬景色といえますね。
造園会社としては雪が降る前の11月ごろからこうした雪吊り・雪囲い作業のご相談が増えて3月頃に取り外し作業を行います。
(景観を楽しむために少し早めに設置したり、遅めに撤去するお客様も多くいらっしゃいます)
はじめての雪吊りでも斉藤グリーンに是非お任せください。
まずはご相談お待ちしております!